「自分らしい人生」をみんなに歩んで欲しい【カリジャパ!インタビューVol.1 :山崎詩乃】

SHINO YAMASAKI interview

カリフォルニアで頑張る日本人や、アメリカと日本を繋ぐ仕事をしている日本人を紹介し、海外で新しいチャレンジをしたい日本人の後押しをするためのインタビュー企画「カリジャパ!

今回は記念すべきインタビュー第1号で、「ちか友留学生活」や「留学キャラバン隊」で有名な【山崎詩乃(Shino Yamasaki)】さんにインタビューを受けて頂きました。

この記事はこんな人に読まれています

  • アメリカやカリフォルニアに留学を考えている人
  • コミュニティカレッジからアメリカの4年制大学に編入を考えている人
  • 日本の生活に不満を感じている人

「変わりたい!」と思っていた渡米前

Q1:カリフォルニアにくる前は何をされていましたか?

カリフォルニアにくる前は普通の子と同じように日本の大学に通っていました。
 
当初、日本の大学に入る前はアメリカの大学というものは視野にすらなかったんです。
 
日本の大学を選んだのも、やりたいことや行きたい学部でというよりかは、「親が言ったから」「友達が行くから」などの外的要因で自分の決めてしまっていて、、
 
その結果、入った大学では、「大学でやっていること」と「自分の興味関心のある分野」や、周りと学生とのやる気のギャップに違和感を感じていました。
 
そこで、周りの学生のやる気のギャップを埋め、自分の本当の好きなことを見つけるためにアメリカの4年生大学への編入制度に魅力を感じて日本を飛び出しました
 
時期的にいうと、大学の1年の夏に留学することを決め、翌年の秋にかけて準備をしたという感じです。

Q2:海外にいく一番の動機となったのはどんなものだったのでしょうか?

これまでずっと勉強に対して苦手意識を持っていて、、

当時、自分と勉強は永遠に交わることはないと思っていたのですが、やっぱり日本の大学で気づいた好きなこと、興味関心があることを学びたいという気持ちを大切にしてあげたくて四年制大学への夢を諦められなかったことが、一番の動機だと思います

それと、「アメリカの編入制度」であれば、2年間のコミカレの成績とエッセイ、課外活動で4年生大学への切符を掴めるのをみたんです。

それが「アメリカンドリーム」に思えて(笑)
 
挑戦したくなったんです。

Q3:カリフォルニアにくることに当たって何か不安や心配だったりはなかったのでしょうか?

2年間のコミカレ後の保証は何もされていなかったので、勿論少しは不安はありました。
 
でも、「これから過ごす2年間で自分の人生が変わるんだ」と思ったらすごくワクワクしてきてしまって。
 
後は「頑張ればいいっしょ!」と思い切って、ポジティブな感じできました(笑)
 

Q4:アメリカにくる前に英語はどの程度勉強されていたのでしょうか。

高校卒業時で英検2級あって、コミカレに入るのにある程度英語力をあげないといけなかったので、大学の夏から準備をし始め、翌年の春には入るための条件はクリアをしました。

いざカリフォルニアへ!そこで待っていたこととは?

Q5.カリフォルニアにきてまずはどういったことをされましたか?

始めはUCI(アーバイン)校のESLエクステンションで環境や文化、それに英語に慣れるために1ヶ月だけいました。
 
その1ヶ月は、コミュカレに入る際に受ける「プレイスメンステスト」(英語と数学のレベル分けのテスト)の準備をしていたと思います。
 
そもそもアメリカの大学に編入する際は、編入する際に学部を選びます。
 
その学部によって、取らなければいけない教養科目(general education)というものがあるんです。
 
私が編入したUCLAに入るためには、コミカレ2年間の成績に加え、教養のクラスを取る必要があったため、私の編入希望学部に必要な教養をリサーチし、後は逆算して取って行った結果、私は2年修了時で編入をすることができました。
 
コミュカレの中には1年間で取得すべき単位を取り終えて編入する子も、逆に3年、4年と続けて編入する子もいましたよ。

Q6.コミュカレからUCLAに編入する頑張っていたことはなんですか?

課外活動も入学の際の見られるポイントというのは聞いていたので、自分はくる前からそっちを頑張ろうと思っていました。
 
勿論、編入できるだけの成績はキープしながらです。
 
具体的には、コミカレ内のカフェでバイトしてて気に入られて、”employee of the year”を受賞することができました(笑)
 
あとは、コミカレから卒業するときに”outstanding international student award”という奨学金も頂きましたね。

編入するにはこのような受賞経歴も必要なんです

あとは、生徒会に入ったり、1年の時はボランティアチームに入ったり、2年の時はコミュカレを運営するチームに入り、書記をやりつつ、学校内のイベントのオーガイナイズをしていましたね。
 
私は成績がめちゃくちゃ良かった訳ではなかったので、こういう所でカバーできるのはアメリカの編入制度の魅力の1つかなって思います。

Q7.UCLAに編入した際に大きな変化はありましたか?

まず1つ目は周りの学生のレベルの高に驚きました。
 
勿論、コミュカレにも編入を狙っている優秀な子も沢山いるんですが、とりあえず目的もなくいるっていう子もまた同時に沢山いて、生徒のレベルの差がマチマチなんです。
 
ただ、UCLAに入った瞬間から、コミュカレでいうトップ数パーセントの子しかいない訳です。
 
授業の難しさは勿論、周りにいる子の教養の高さ、今までしてきている努力の質の高さ、将来への展望性に驚きました。
 
2つめは実は英語なんです。
 
コミュカレに在籍していた頃は、周りも留学生なので英語がパーフェクトでなくてもあまりに気にならなかったんですが、UCLAに編入すると周りにはネイティブしかいないんですよね。
 
留学生もみんな「ネイティブやん!」ってレベルで(苦笑)
 
ただ、そこで漸く「これがアメリカの大学かあ!」って実感が湧いてきました。

Q8.しのさんの英語の発音が綺麗なのはどうしてでしょう?

私は自分で自分の発音がいいとは全く思わないんですが(笑)
 
それでも発音が格段に向上したのはUCLAに編入した後だと思いますが、タイミングは大きく分けると2つあって、「コミュカレ時」と「UCLA時」だと思ってます。
 
共通してやっていたのは、自分はアホなので(笑)インプットばかりしていても絶対発音は上手くならないし自分には合わないと初めから考えていたこともあり、出来るだけ英語を話している、英語を聞いている状態にいたいなと思い、アウトプットにフォーカスをしていました
 
具体的には誰かと話したりしながらグラマーを学んだりですね。
 
「コミュカレ時」はビザ的に許可されているカフェテリアのレジ打ちのバイトをしてて、常にアメリカのお客さんと英語でのやり取りをしていました。
 
「UCLA時」もカフェテリアで同様にご飯作ったりするバイトをしていたので、英語に触れる時間は長かったのかなと思います。
 
でも、私は発音の矯正は今までしていなくて、ネイティブの子の真似したり、周りに発音を間違えたら直してくれるネイティブの友達がいたのである程度はよくなったんだと思います。
 
ただ、先ほども言いましたが、自分の発音はいいとも思っていないので、英語は「喋れればいい」と思っていますよ(笑)

Q9.留学中との日本人との付き合い方はどう考えていましたか?

エクステンションやコミュカレ時代は英語をなんとかしないといけなかったので、友人は他国からの留学生やネイティブの人と主に交流をしていました。
 
UCLA入ってからも一番仲が良かったのはアメリカ人でしたが、英語を学ばなきゃ!というハードルが下がったこともあり、日本人学生会などに参加し始めました。

「チカとも」との出会いと、歩み始める「自分らしい人生」と伝えたいメッセージ

Q10.有名な「チカ友留学生活」を始めるキッカケはなんだったんでしょうか?

一番最初に動画をとり始めた「まさしくん」とコミュカレが一緒なのがそもそものきっかけだと思います。
 
彼とはコミュカレ時代から仲がよくて、これから続く後輩たちに何か残せないかと考えて「学生団体」を作ったんです。
 
新しく来る日本人の子の為のカウンセリングだったり、クラスの取り方やメジャーの取り方などを面談してて。
 
結局すぐ終わってしまったんですが(笑)
 
その後、まさしが何かのイベントでバイリンガールのチカさんにたまたまお会いしたようでした。
 
当時から彼も「留学をもっと身近に」というテーマのもとブログなどを書いたりして活動してたので、そのことをチカさんに相談したら
 
Youtubeで動画にあげたらもっと沢山の人に届くんじゃない?」と言われたようで。
 
チカさんも当時留学に関する質問が沢山届くものの、彼女は留学生ではなかった為、答えられないことも沢山あったようで、お互いのニーズがマッチして一緒にやろうよと話になったようです。
 
私は最初「動画撮るんだけどカメラマンやってくれない?」とまさしに誘われ、カメラマンとして彼をサポートしてたんです(笑)
 
その後、チカさんがロサンゼルスに来る機会があり、お会いした際に「しのちゃんも動画入っちゃいなよ!」と誘われ「やってみまーす!」と動画に出たのがキッカケです(爆笑)
 
それではじめにあげた動画が思ったより反響があって、嬉しかったなあ。。
 
チカ友の活動を2年ほど続けて、私自身をフォローしてくれるパーソナルフォロワーが増えて今の活動に繋がっているので、これがなかったら今の私はないと思ってます。
 
ちか友留学生活とは?

登録者100万人を超えるYoutubeチャンネル「バイリンガール英会話」の吉田ちかさんと、世界中の留学生が協力して作り上げる留学情報サイト。

出展:ちか友留学生活ホームページ

Q11.留学して改めて自分で大きく変わった点はなんでしょうか?

めっちゃ変わりました。
 
まず「自分らしく生きる」ために、主体的な選択ができるようになりました
 
今までは「やりたいことベース」ではなく、「求められていることベース」でやってきたからこそ、自分に対する理解が全然できていなかったんだなって気づけたんです。
 
あと、アメリカ人ってめちゃくちゃ夢をキラキラと語るんですよね(笑)
 
しかも結構その夢がコロコロ変わったりもするんです。
 
日本だと「え?」と言われてしまうような夢でも、その時その時の夢にすごい一生懸命なんですよね。
 
アメリカだと個人のやりたいことが美とされている節があり、そこで「自分って何をやりたいんだろう?」って思い始めたのがキッカケになったのは大きいです。
 
それと今でも覚えているんですが、コミュカレの授業でテーマが「自分」についてのスピーチをしないといけない時があったんですが、周りの留学生の子たちのスピーチが衝撃で。。
 
彼らの話すストーリーは、日本にいたらまず体験しないようなことを彼らは体験していて、今まで自分という小さな箱に囚われていたのが、「自分なんか全然変わっていないし、普通なんだ」と逆に思わせてくれて。
 
そこで、「自分もこういう人たちみたいにストーリーのある人間になりたい!」って思ったのかもしれません。

Q12.今後やっていきたいことは何ですか?

みんなに「自分らしい人生」を歩んで欲しいと思っています。

夏に日本に帰って、中学生、高校生、あるいはもっと若い子達に自分について知る機会の提供であったり、自分らしい生き方ってあるんだよと自分の生き方を通じて発信していきたいなと思ってます。

自分にはテクノロジーで世界を変えたりや、自分のスキルで貧困をなくすのような大層なことはできないけど、誰かのサポーターになることは可能かなと思っています。

情報を発信することで頑張ってる人たちや頑張りたい人たちのサポートができるし、留学キャラバンで実際に中高生とお会いすることができるので、ひとりひとりに向き合って自分にできることは何かを模索したいと思っています。

Q13.最後にこれからアメリカに来る人たちに伝えたいメッセージを

私の失敗経験からくるんですが、みんなにはもっと賢く留学して欲しいと思ってます。
 
卒業後にアメリカで残って仕事をしたいならなおさらで、自分の目的設定をした上で、残れる選択ができるように情報を拾い、アメリカにきた瞬間から逆算して、設計しないとこちらで仕事をするのは難しい。
 
自分も「留学したら変われるかも」と思って来たから「来るな」とは言えないけど、もう少し賢く準備しておけばよかったなと思うことが沢山あるから、これから来る子たちはもう少し賢く留学して欲しいなと思います。

撮影場所(しのさんの好きなビーチ):ベニスビーチ 

写真・取材:KAZU

山崎詩乃 プロフィール画像

プロフィール

山崎詩乃(Shino Yamasaki)
2018年カリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業。
「 自分らしく生きる」為、日本の大学を辞めて海外へ飛び出し、自分探しの5年間を経て最近日本へ帰国。
現在は留学キャラバン隊などを通じ、留学をしたい中高生の主体的な進路選択のサポートをしている。
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